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# アジャイルで目指した坂の上の雲 #devlove #devlovex #devlovexE
URL: https://agile-monster.com/blog/clouds-above-the-hill/
Published: 2019-06-23
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[DevLOVE X 〜それぞれの10年、これからの10年〜](https://devlove.wixsite.com/devlovex) で「【勝手に基調講演】アジャイルで目指した坂の上の雲」という講演をしました。

https://devlove.wixsite.com/devlovex

## 資料

### 煽りV

https://www.youtube.com/watch?v=VgI3igC0KKI

### プレゼン資料

### タイムライン

https://togetter.com/li/1368729

## タイトルについて

実はこの「アジャイルで目指した坂の上の雲」というタイトルは、2011年のDevLOVEで人生初の登壇をした際と同じタイトルです。

普段は自分たちが実践したことについて話すことが多いので、今回の「それぞれの10年、これからの10年」というテーマで何を話すのかはすごく悩みました。

DevLOVE Xという節目のタイミングは今回しかありません。このタイミングでしか話せないことを話そうと考え、敢えて同じタイトルでお話することにしました。

## 伝えたかったこと

![「道はつながるかもしれない」雪山を歩く登山者のスライド](./Screen-Shot-0031-06-24-at-7.51.39-1024x574.png)

勝手に基調講演と銘打っていたので、DevLOVE Xというイベント、そしてそこから始まるそれぞれの10年につなげられるようにメッセージを考えました。

登壇者だけでなく、1人1人にこれまでの10年のストーリーが存在します。今は別々の道を歩いているかもしれませんが、いつか誰かの道とつながるかもしれません。だからこそ、「誰かの話」をたくさん聞いたというだけで終わるのではなく、たくさんの人とお話してほしいと思ってこのメッセージを最後にお伝えしました。

実際に、今回のDevLOVE Xに参加して、DevLOVEをきっかけに出会った人たちに久しぶりにお会いしてお話することできました。違う道を歩いていても、どこかで会った時に旅の話をできる仲間ってステキですよね。

## 今のチーム感

今だから話せること、ということで今チームについて大切だと思っていることを3つ紹介しました。

### 成長のバランスを保つこと

![成長のバランスが悪いと歪で壊れてしまうことを表すイラスト](./Screen-Shot-0031-06-23-at-15.50.12-1024x574.png)

ソフトウェア開発の現場は、主に、

- チーム
- 技術
- ビジネス（プロダクト）

という3つの要素から成り立っています。

チームを成長させていく時に、どこか1つの要素だけを成長させていってしまうと、歪になって全体としてうまく成果が出なくなってしまいます。

例えば、技術だけに特化して新しい技術や流行りの技術をどんどん導入していったとしても、それを扱うチームが未熟だったり、技術を活用してビジネス成果につなげるアイデアがなければプロダクトは壊れてしまいます。技術をさらに高めたいと思っても、その状態ではそれ以上のチャレンジも望めないでしょう。

![チーム・技術・ビジネスを交互に上げて成長するイメージのイラスト](./Screen-Shot-0031-06-23-at-15.50.22-1024x575.png)

チームが全体としてうまく成長していくときは、こっちを上げたらこっちを上げて…の繰り返しをしていくようなイメージを持っています。

うまくっていなかったことがうまくいき出すとボトルネックが移動するので、今度はその新たなボトルネックを解決して…というイメージです。

技術だけ、チームだけ、ビジネスだけではうまくいかないので、バランスを取り続けることが大切です。

### チームと個の関係

チームの話なのに矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、最終的には個が大切だと最近感じています。

![個の力の和×チーム練度＝チームの総合力という式のスライド](./Screen-Shot-0031-06-24-at-7.59.12-1024x258.png)

この式はあくまで私のイメージなので、これが正しいかどうかは重要ではありません。

チーム練度が低い状態でただ人を増やしていっても、全体の成果に対する効果は薄いです。また、極端な話、いくら作れない人の頭数を増やしても何も生まれません。

また、チーム練度は0〜1.5くらいの範囲で推移することが多いような気がします。初期のフェーズにプロセス改善やマネジメントを頑張ることは効果が高いですが、しばらくするとそれだけでは行き詰まってしまいます。結局は個の力、技術力やビジネス力のような生産活動に必要なスキルの向上から目を背けることはできません。

![チーム練度を上げて個の力が高いエリアを目指すルートを示した図](./Screen-Shot-0031-06-24-at-7.58.47-1024x575.png)

スタート地点がどこにあったとしても、基本的にはチームの練度を上げていきながら、個の成長が促進できるチームにして、右上のエリアを目指していくほうが筋がよさそうです。

大切なことは、チームは個の隠れ蓑ではなく、個を成長させるチームとチームを成長させる個の関係を作っていくことです。

### 安定させないこと

![タックマンモデルで機能期に成長が鈍化する様子を示した図](./Screen-Shot-0031-06-24-at-8.09.29-1024x574.png)

チームの成長のフェーズを表したタックマンモデルというものがあります。

https://www.ryuzee.com/contents/blog/7066

形成期⇒混乱期⇒統一期⇒機能期と進んでいく話はいろんなところで話を聞くことができますが、自分はチーム活動を続けていく中で機能期に入った時が一番注意しなくてはいけないと感じています。

一度うまくいきはじめると、「うまくいってるからいいじゃん」と満足してしまい、成長が鈍化してしまいがちです。ここで停滞してしまうことは、終わりのはじまりだと思っています。

![スクラップ＆ビルドを繰り返してさらなる高みへ向かう図](./Screen-Shot-0031-06-24-at-8.09.38-1024x573.png)

チームの成長を止めないためには、スクラップ＆ビルドを繰り返していくことが必要です。生物の新陳代謝のように、時には意図的に古いものを捨てて新しいものを取り入れていかなければなりません。

これはチームを壊すという意味ではなく、

- 新しい方法を取り入れてみる
- 慣れ親しんだ方法を辞めてみる

のようなやり方でも、実現することができるでしょう。以前お話したUnlearnの話がまさにこの部分です。

https://agile-monster.com/blog/rsgt2019-learning-and-unlearning-team/

## これからの10年

私事ですが、今回の登壇が楽天株式会社に所属しての最後の発表でした。

https://agile-monster.com/blog/leave-rakuten/

チームFA宣言のその後について、もう少ししたらお話できると思いますので乞うご期待！

https://agile-monster.com/blog/team-fa-declaration/

## DevLOVE X

DevLOVE Xという場は、なんというか最＆高の場でした。

もちろん素晴らしいスピーカーが揃ったということもそうですが、1つのコミュニティが10年続いたからこそ生まれたものたちがそこにありました。

- はじめてDevLOVEに来た人
- DevLOVEにお世話になった人
- DevLOVEをつくった人
- DevLOVEを今支えている人

が同時に存在し、

- 出会いと別れ
- 再会
- それぞれの人生

が凝縮した場はDevLOVEだからこそ生まれたものでしょう。

運営の皆さん、参加者の皆さん、登壇者の皆さん、ありがとうございました。

参加できなかった皆さんもスライドやタイムラインを通して、ぜひ刺激を受けてください。

http://kobase16.hatenablog.com/entry/2019/06/23/013048

それでは最後に。

![「DevLOVEの皆さん愛してまーーす!!」のスライド](./Screen-Shot-0031-06-24-at-8.39.03-1024x573.png)

![会場の参加者と一緒に拳を上げて登壇を締めくくる様子](./64789175_314809266129898_74326771289292800_n-2-1024x683.jpg)野村さん、写真ありがとうございます！