仕事でインセプションデッキをつくることになったので、久しぶりに説明用資料をリニューアルしたので公開します。
インセプションデッキ
インセプションデッキはアジャイル開発のプラクティスの1つで、プロジェクトを始める前に明らかにしておくべき大切なことを知るための活動です。アジャイルサムライでも紹介されています。
10個のタフクエスチョンが用意されていて、チーム全員で話し合いながらそれに答えていく形式で埋めていきます。最終的にチーム全員で合意したものがインセプションデッキとしてアウトプットされます。
キックオフMTGやPMBOKでいうプロジェクト憲章のように、仕事を進める上で既に似たようなことをやっているかと思います。ですが、やっている目的を達成できているかを再確認してみるとよいでしょう。
一部の人間だけで決めてない?
一方通行に説明して終わっていない?
都合がいいことだけしか話してなくない?
メンバーの不安に思う点は感じることができた?
テンションがズレてない?
ただの根性論になってない?
つくった後に見直したことある?
これらに「YES」と言えるならいまのままでよいでしょう。
インセプションデッキの良いところは、チーム全員でタフクエスチョンに答えるという共通体験を通して真の合意にたどりつくプロセスです。結果(アウトプット)自体はそんなに重要ではなく、過程(共通体験)こそが重要です。タイミングや形式や方法にこだわる必要はありません。
「このプロジェクトなんのためにやるのかわからない」とか
「このプロダクト誰がうれしいんだろう」とか
不満に思っている暇があったらみんなでインセプションデッキをつくってみるのがよいかもしれません。
資料
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